はじまりの色は何? ~迷わないコーディネート~

こんにちは、インテリアコーディネーターの ほんだなつこ です。

今日は「はじまりの色は何?」をテーマに、先日訪れたマナトレーディングの「TECIDO(テシード)」の展示会からお届けします。


インテリアは“はじまりの色”から

壁紙のカタログを開けば、ページをめくるたびに「これもいい、あれもいい…」と迷いが増えるもの。
そんな時、私はまず“床”から決めることが多いです。

床の色はインテリアのテイストを決める大きな要素。

  • 黄色みが強いオーク系
  • オレンジを感じるチーク
  • 赤みのあるウォールナット

どの色を選ぶかで、空間全体の雰囲気は大きく変わります。


床と壁とカーテン、三位一体で

展示会では、床と壁紙とカーテンが見事にコーディネートされたブースがずらり。
“はじまりの色”を決めておくと、似たように見える壁紙でも選びやすくなります。

ここからは、会場で撮影した写真と共に、それぞれのコーディネートのポイントをご紹介します。


同彩度ですっきり

同じ彩度で揃えることで、全体にまとまり感と落ち着きが生まれます。


赤みウォールナット+ピンクグレー

床の赤みに合わせた柔らかなピンクグレー。大柄の模様でエレガントな雰囲気に。


グレーのグラデーション

グレーの濃淡を重ねて奥行き感を演出。クッションや家具でアクセントをプラス。


オレンジベースに反対色のグリーンを加えたモダンな組み合わせ

幾何学模様のアクセントクロスと、同系色クッション+差し色クッションで空間が引き締まります。
オレンジで始まるコーディネート。


ベージュの濃淡

ベージュの濃淡。優しい空間づくりにぴったり。


トライアド配色

色相環で三角形を作る配色。ボトムの紺・オレンジ・グリーンが心地よく響き合います。


物足りなさを鮮やかに

グレーのみで物足りないときに、二色の同彩度のクッションを用いて、メリハリのある華やかな印象に。


ブルー寄りグレーで爽やかに

青みを帯びたグレーで統一感、細いブラックが空間を引き締め、涼しげな雰囲気をつくります。


床と壁の色味をそろえて大きな面積をキープ

柄が強めでも全体が落ち着く理由は、ベースカラーの統一感にあり。
赤みがつよいオレンジベース、サーモンピンクの仲間が集まった空間。


“床スタート”で迷いを減らす

コーディネートの方向性に迷ったら、まずは床を基準に考えるのがポイント。
大きな面積である床材がテイストの基本になります。
そこから壁、カーテン、クッションと色を広げていくと、自然とまとまりが生まれます。

展示会で見た配色や素材感は、そのまま現場に使いたいようなプレゼンテーションでした。
今回のセミナーは建築カラープランナーの資格を取る際にしっかりと学んだ
「はじまりの色」
が基本となった空間づくりがテーマのものでした。

新築だと床材と壁紙が基本でカーテンや家具、小物類はちょっと気を抜きがちになるかと思いますが
トータルコーディネートまでしっかりご提案いたしますのでご相談ください。


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