wpmaster こんにちは、インテリアコーディネーターの ほんだなつこ です。
今回は、福津市・福間駅すぐの場所で人気の「漁師めし 来進（らいしん）」さんの店内リニューアルに関わらせていただきました。
出会いは、コンテナからのスタート
来進さんとの出会いは、2020年ごろ。
福間漁港すぐそばのコンテナで開業されるときに内装、外装ともにデザインさせていただきました。
当時のブログはこちらhttps://interior-hondana.com/blog/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%86%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%8D%E3%83%BC%E3%83%88/%E6%BC%81%E5%B8%AB%E3%82%81%E3%81%97-%E6%9D%A5%E9%80%B2/
その後、福津駅に移転され、そちらの店舗の内装には関わっていなかったのですが、
「店内のレイアウトを見直したいんです」とご相談をいただいたのが4月10日でした。
翌日伺い、現地でお話をしていると、たくさんの想いの詰まったアイデアがでてきました。
しかも「GW前には仕上げたいんです！」とのこと。
これはもう、まさに“漁師さんの朝”のようなスピード感で動かないと！ということで、そこから一気に準備が始まりました。
テイクアウトも、店内飲食ももっと快適に
お客様の距離感、スタッフの動線、この2つが今回のテーマ。
工事の内容が決まる前に、
道路に向かって設置されていたカウンターを無視してテーブルを置いてみると
そちらに座るお客様が増えたとのこと。
カウンターを撤去し、その分スペースが広がったことで、テーブル席を増やすことができました。
おひとりでもグループでも利用しやすくなっています。
カウンターの間仕切に使っている板をレジ前の目隠しに再利用したり、
テイクアウト用の棚につかっていたものをレジ台として使ったり、再利用できるものは使うことも心掛けました。
テイクアウトコーナーもリニューアル。
入り口付近にレジを移動し、受け取りやすく。
そして新しく設けた棚は、ちょっとしたディスプレイに。
丸い大きな柱を囲むように棚を設置して、人気のお弁当もたくさん並べられるように。
見た目のアクセントにもなっています。
お弁当を選んでるお客様の視線が客席に向かないように乳白色のアクリルパネルのパーテーションも設置。
のれんでつくる、“ちょうどいい距離感”
「個室まではいかないけど、少し落ち着けるような仕切りがほしい」というご要望に応えたのが、
アイアンバー＋厚手レースで仕立てた“間仕切りのれん”。
上部を開けることで視線が抜けて、ほどよい開放感をキープ。黒のラインを効かせて、空間がぼやけないようにアクセントを加えています。
漁師さんのまかないから生まれた、本気の「漁師めし」
来進さんは、来信丸に乗る漁師のご主人と、その奥様が二人三脚で営むお店。
毎朝ご主人が漁で獲ってくる新鮮な魚を使って、奥様を中心としたスタッフさんたちが腕をふるって料理を担当されています。
福津市のご当地グルメといえば、鯛茶漬け。
「鯛茶漬け」やJRご当地丼総選挙の優勝メニュー「福津めん鯛丼」はもちろん、テイクアウトメニューも豊富で、ランチタイムはいつも賑わっています。
▶ 最新情報やメニューはこちらから
👉 漁師めし 来進 Instagram公式アカウント
おわりに
工事は定休日の月曜と翌日の2日間。
ご依頼いただいてから10日後には工事開始という、急ピッチでの計画でしたが、
「早起き漁師魂」にインスパイアされながら、私も2日間現場に張り付き、一気に駆け抜けたプロジェクトとなりました。
急な工事を快く引き受けてくださったリフレ福岡様 https://www.refre-fukuoka.com/
ありがとうございました。
空間の心地よさも、料理のおいしさの一部になれたら嬉しいなと思います。
5月から始まった鯛茶漬け、食べに行かなきゃ。
来進さんの店名入りのれん。
下のほうにプレゼントしてくださった方の名前が入ってるんだそうです。ステキ。
インテリアコーディネートほんだなのHP
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