サンゲツコーディネートコンテスト2024入賞 〜グレーの魅力を追求した空間づくり〜

こんにちは、インテリアコーディネーターの ほんだなつこ です。

なんと今回、手がけたインテリアが「サンゲツ コーディネートコンテスト2024」に入賞しました!
嬉しい!

引用:サンゲツ様HP

そして何より、インテリアにおける「グレー」という色の奥深さを楽しむお部屋のご提案となりました。


さまざまな表情をみせてくれるグレーたち

ここ数年、グレーインテリアの人気が続いています。
モノトーンの白黒コントラストよりも、やわらかく洗練された雰囲気を演出できるのが魅力。
けれど、グレーと一言で言ってもその表情はさまざま。

これは、N番グレー無彩色。
(写真は、ちょっと黄色く見えるけど💦)

そしてこっちが、いろんな色みが入ったグレーたち。


シンプルだけど奥行きのあるグレー空間

今回のリビングのポイントは、黄色みを感じるグレーのグラデーション。
ほんの少し色味を持たせることで、冷たくなりすぎず、心地よいバランスに仕上げました。

  • テレビ面:コンクリート調のアクセントクロスを採用し、無機質な雰囲気をプラス。
  • キッチン:床の色に近いグレーを選び、統一感を出しつつ、落ち着いた印象に。
  • 階段の柱:アイアンの階段を引き立たせるため、柱はブラックに。ちょっとした工夫で空間のバランスが整う。

リビング空間の魅力

このリビングの一番の魅力は、光と影が織りなすグラデーション。
大きな窓から差し込む自然光が、グレーの壁や床に柔らかな陰影をつくり、時間帯によって異なる表情を見せてくれます。

また、室内とテラスのつながりを意識したデザインになっているのもポイント。
外の景色を借景として取り入れ、視線の抜けを作ることで、圧迫感のない開放的な空間に仕上げています。
家具や装飾も控えめにすることで、よりシンプルで洗練された雰囲気になりました。


寝室にも「温度のあるグレー」を

寝室は、リビングよりも赤みのあるグレーをベースにしました。
グレーは一見無彩色ですが、少しの色の違いで印象がガラリと変わるのが面白い。

  • 床材:ウォールナット系のフローリングを採用。赤みのあるブラウンが温かみをプラス。
  • 壁紙:落ち着いたグレーに、柄のアクセントを加え、シンプルながら遊び心も忘れずに。
  • ロールスクリーン:リビングは温かみのある「グレージュ」、寝室は赤みのある「ラテブラウン」を選び、空間に馴染ませました。

色の奥深さを感じたプロジェクト

今回のプロジェクトで改めて感じたのは、「グレーって奥が深い!」ということ。
インテリアに使われるグレーは、実は無彩色ではなく、少しずつ色味が加えられていることがほとんど。

手持ちの色見本と照らし合わせながら、「このグレーにはどんなニュアンスがあるのか?」と考える時間が、とても楽しかったです。

また、普段から愛用している DICデジタルカラーガイド も大活躍。
直感的に色を探しやすく、微妙な色の違いを比べるのにとても便利なアプリなので、インテリアの色選びに悩む方にはおすすめです。

引用:DICグラフィックス株式会社様HP

感謝の気持ちを込めて

今回の素晴らしい機会をいただき、素敵な写真を撮ってくださった 株式会社アネシスの平方様、
たくさんお話をさせていただいたお施主様、 そして サンゲツ様、 本当にありがとうございました。

この経験を活かし、今後も魅力的な空間づくりを追求していきたいと思います!


まとめ 〜やっぱりインテリアって楽しい!〜

インテリアの仕事をしていて、やっぱり楽しいなと思うのは、色の持つ力を感じる瞬間。
特にグレーは「なんとなく無難」な色ではなく、実はすごく表情が豊か。

今回の受賞を励みに、これからも心地よい空間づくりを追求していきたいと思います。


インテリアコーディネートほんだなのHP

https://interior-hondana.com/

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