自然と再生を感じる、FISCHBACHER 2025新作発表会

フィスバ(FISCHBACHER 1819)新作プレゼンテーション 2025

こんにちは、インテリアコーディネーターの ほんだなつこ です。

先日、福岡で開催されたフィスバ(FISCHBACHER 1819)の新作プレゼンテーションに参加してきました。

高級ファブリックブランドとして知られるフィスバ。
舞台上に並ぶ生地を見ただけで、もうワクワク。
今回は、ALDECO の「DOURO VALLEY(ドウロ渓谷)コレクション」が大きな見どころでした。


ドウロ渓谷の風景が、そのままファブリックに

プレゼンテーションは、ポルトガル・ドウロ渓谷の美しいスライドからスタート。


水面の揺らぎ、林の木々、石の模様、年輪、段々畑…。
自然の風景が、抽象的なモチーフとなってファブリックに落とし込まれています。

渓谷の景色
ブドウ畑・ワインのイメージ

色合いも「ナチュラル」というより「ミネラルカラー」。
自然の優しさというより、自然の“強さ”や“神秘”を感じさせるような雰囲気でした。

中でも印象的だったのは、波紋のように広がるグラデーションのある色彩。
プレゼンターの方が「不完全な美」という言葉で表現されていたのが、まさにぴったりでした。


再生とサステナブル、そして質感の進化

大きなテーマのひとつは、再生・サステナブル
生地の端材を組み合わせてパッチワークのように仕立てたり、リサイクル素材を用いた生地の提案も。

ジュートやヘンプといった天然素材も多数登場していました。
以前は「ゴワゴワしてそう」という印象を持っていたのですが、実際に触ってみると思ってたより
ずっとやわらかく、リネン好きな方にもきっと好まれる質感だと思います。

この「端材を活かすデザイン」には私自身も関心が高く、
昨年の【JAPANTEX2024|Windows Paradise】のブースづくりでもテーマにしたほどです。
展示内容はこちらから


プレゼンテーション形式も“美しい”

新作の生地は、1枚ずつバーにかけてドレープの流れや透け感を見せながら紹介。
色別にグループ分けされ、開発ストーリーやコーディネートの提案も交えながらの進行は、
わかりやすく、視覚からすっと体の中に内容が入ってくる感じがしました。


今年は“ごほうびプレゼン”でした

昨年のプレゼンでは、サステナブルに重きを置いたぶん、シンプルすぎる感じがしていたのですが、
今年はデザイン性とメッセージ性がバランスよく共存していて、しっかり幸せになれる時間でした。

機能性が求められることの多いカーテンですが、
このように「世界観」にどっぷり浸かるプレゼンテーションはごほうびのような時間でした。

動物モチーフのトリム

以上、ほんだなの展示会レポートでした。
またどこかで新しい生地と出会えるのが楽しみです。

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